1月20日 アメリカの最初の宣教師・一人の黒人
みことば ヨハネ1:35−51
外国での働きのために宣教師としてアメリカの海岸を最初に出発したのは、かつては奴隷であったジョージ・レイルでした。ジョージア州サヴァナの第一バプテスト教会の執事であったヘンリー・シャープは、所有していた奴隷のジョージ・レイルが神に召されているということがわかったとき、「この多忙な説教者が黒人に福音を宣教するために生涯をささげることができるように、奴隷の身分から解放」しました。レイルは1775年、5月20日に按手を受け、1779年に宣教師としてその地を去ってジャマイカに発つまでサバンナ周辺においてすばらしい働きをしました。このように、レイルは「近代宣教の父」(注1)と呼ばれたウイリアム・カーレーに先だって宣教師となったのでした。
サヴァナでのレイルの働きの実のひとりはアンドリュー・ブリヤンでした。彼はその地域の黒人の間では非常に有名になりました。ブリヤンは、その初期の働きで、迫害を受けました。けれども彼は公に賞賛を受け彼の主人であったジョナタン・ブリヤンは、サヴァナの郊外にあった自分の土地に建物を建てることを許しました。これアメリカにおける黒人のための最初のバプテスト教会となったのでした。そしてその会員数は800人となり、ほかにも二つの教会を立てあげるまでになりました。
ブリヤンが牧会した教会の誕生はもう一つの興味深い話を残しています。「教会創立に関するアブラハム・マーシャルのもっとも偉大な功績は・・・創作物語よりももっと不思議なものに思える。 彼の父(ダニエル)はジョージアで最初のバプテスト教会を創立しました。そしてアブラハムはジョージアで最初の黒人バプテスト教会の創立に寄与したのであった。」(注2) アブラハム・マーシャルがサヴァナ地域に旅をしたとき、彼は45人の黒人信者にバプテスマを授けました。そしてそれ以前にバプテスマを受けていた人々とともに教会を組織し、アンドリュー・ブリアンに按手を授けたのでした。その按手礼証明書には次のように書かれています。
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サヴァナにあるイエス・キリストのエチオピア人教会は彼らの敬愛する兄弟アンドリュー・ブリヤンを、この働きのために牧師として招聘したことを証明する。私たちは、牧会者としての彼の資質を審査し、教会の偉大なかしらであるお方のご意志であると信じて、福音を宣教するために、また礼典の施行者として、兄弟に按主を授けるものである。
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1788年1月20日 A・マーシャル(注3)
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アンドリュー・ブリヤンの働きを神は豊かに祝福してくださいました。そして彼が天に召された1812年にはサヴァナ協会によって次のような決議が出されています。
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協会は、サヴァナの第一黒人教会の牧師、黒人牧師アンドリュー・ブライアンの死に大きな悲しみを覚えるものである。このアフリカ出身のしもべは、自分の神、主のために言語に絶するような迫害を経験した後に、平安のうちに静かに、彼と同じ黒人の仲間たちの間での働きの使命を果たすことが許された。彼の働きによって、何百という黒人がイエスのうちにある真理を知るに至ったのである。彼は、信仰の喜びと永遠の希望のうちに、その有用で驚くべき輝きの人生を閉じたのであった。(注4)
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注1、Jesse L. Boyd, A History of Baptists in America Prior to 1845 (New York : American Press 1957) P-146
注2、 James Donovan Mosteller, A History of the Kiokee Baptist Church in Geogia (Ann Arbor: Edwards Brothers, 1952), p-149
注3、 Leroy Fitts, A History of Black Baptists (Nashvill: Broadman Press, 1985), p-37.
注4、 Albert Henry Newman, A History of the Baptist Churches in the United States (Philadelphia: American Baptist Publication Society, 1915), p-331.
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